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藤井聡太七段、最後の新人王戦で決勝三番勝負へ進出!
投稿日 2018年9月27日 02:25:51 (将棋ウェーブログ様)
- 第1局:10月10日(水)
- 第2局:10月17日(水)
- 第3局:10月29日(月)
- 1回戦→古森悠太四段(三段リーグを2期で突破)
- 2回戦→近藤誠也五段(第75期Ç級2組1期抜け)
- 3回戦→八代 弥六段(第10回朝日杯優勝者)
- 準決勝→青嶋未来五段(2年前の竜王戦決勝Tで活躍)
第49期新人王戦準決勝で藤井聡太七段が青嶋未来五段に勝ち、決勝三番勝負への進出を果たしました!
よく知られている通り、藤井聡太七段(16歳)にとっては、新人王戦に参加できるのは今期が最後です。
*なぜそんなことになったか?について→『若手選抜棋戦に出場できなくなった藤井聡太七段』
その最後の新人王戦で、決勝三番勝負まで勝ち進むという結果を出したのは、見事という他に言葉がありません。
久々に強い藤井将棋を見た!
藤井七段は今月、菅井竜也王位(棋王戦)と山崎隆之八段(王位戦)に負け、自身二度目の公式戦2連敗を食らったり、叡王戦七段予選では小林裕士七段に危うく負けかけたりと、イマイチな将棋が続いていました。
しかし本局は、「久々に強い藤井将棋を見た!」という感じの、まさに圧巻の勝ち方でした。
藤井七段が対局した青嶋五段は、『変幻自在!現代右玉のすべて』という著書も出している、言わば右玉のスペシャリスト。
その相手の得意戦法を受けて立ち、相手の仕掛けに乗ってリードを奪い、以降は着実にその差を拡げていく、強者の指しまわし。
そして最後は、手堅く勝ち切ると思わせての、突然ギアチェンジして発動した光速の寄せ!
あっという間に寄せの形をつくり、最後は長手数の詰み筋を一瞬で読み切るという、華のある収束でした。
出口若武三段との決勝三番勝負(日程アリ)
第49期新人王の座を懸けて、藤井七段が戦うのは、出口若武(でぐち わかむ)三段。
奨励会三段が公式戦で上の方まで勝ち上がってくるのは別に珍しいことではなく、加古川青流戦では都成竜馬三段(現五段)が優勝したこともありました。
藤井七段が公式戦で奨励会三段と対局するのは初めてであり、もう若手棋戦に出られない以上、この三番勝負が奨励会三段と当たる最後の機会かもしれません。
今期の決勝三番勝負は、以下のようなスケジュールです(出典:産経WESTより)。
(羽生善治竜王のタイトル通算100期もしくは無冠が懸かる)竜王戦第1局(10月11&12日)とほぼ同時期の開幕ですが、一体どちらに報道陣が多く集まるだろうか。
藤井七段が負かした4人の若手棋士
最後に、藤井七段が決勝までに負かしてきた棋士を、改めて見てみましょう(トーナメント表)。
将来を期待されている若手棋士ばかりであり、「よくぞまあ、これだけのメンツに勝ち続けてきたな…!」と、感嘆せずにはいられません。
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